nagaoKAshunPEi

ノスタルジアのnagaoKAshunPEiのレビュー・感想・評価

ノスタルジア(1983年製作の映画)
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浮かんでは消えていく故郷の夢想。廃墟に落ちる雨音と画面を埋め尽くす悲壮に包まれながら、世界の終焉を嘆く。
誰しもが孤独を抱え、太刀打ちできない脅威の前にして芸術、信仰、文化が示せるものは取るに足らないものかもしれません。それでもなお人々の想いの灯を絶やさぬよう歩む主人公の姿に一抹の希望を見出すことができます。
初めてのタルコフスキー作品は、脳裏に焼きつくイメージと音の連続に圧倒されました。いつかは劇場でみたいものです。
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