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ワンダーウーマン 1984のnagaoKAshunPEiのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)
4.0
かなり歪なバランスで構成されていて、無駄も多いし、2時間半はけっこう長く感じる。けれども、愛する人のためにダイアナとして生きるか、世界を救うためワンダーウーマンとして生きるかという、ヒーローとしての葛藤がとても丁寧に描かれていて、その末に彼女が下す選択が切なくて涙腺を刺激する。
そしてラストの私利私欲に塗れる人間の弱さをあぶり出しながら、それでも人は隣人や身近な人間の幸せを願うことができるというあまりに真っ当なメッセージを打ち出す衒いのなさにかなり感動しました。
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