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愛情物語のBaadのレビュー・感想・評価

愛情物語(1984年製作の映画)
2.1
先日、『早春物語』を見て、そういえば『時をかける少女』との間の映画を見ていなかったな、と思い立ち、レンタルで借りて観ました。

原田知世さんのダンスと当時の流行や風俗を懐かしく思い出せること、渡瀬さんと倍賞さんの安定した演技がなければ、これかなりトンデモな映画です。

あまりにトンデモなんで、恐いもの見たさで最後まで見てしまいました。変だけれど、つまらなくはなかったです。

原田さんのダンスは本格的なんですが、当時の流行のダンスで、それも物語の展開と関係のないところで延々と踊るのでちょっと単調。モデル体型で何でも着られるせいか、衣装に工夫がなく、その辺もちょっとお気の毒でした。

スリラー風の振り付けとか、場面の作り方は時代を思い出させてなかなかなんですが、物語として繋がらないんですよね。流行っているから一応全部やってみました、って感じ。

肝心の赤い靴の謎は、最後まで解けませんでしたし・・・

角川春樹氏が自ら監督を努めているだけあって、角川映画のコンセプトが端的に分かる映画ではありました。

懐かしかったのでスコア少しおまけしました。

(流行のもの、全部詰め込んでみました 2008/4/17記 一部修正)
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