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アメリカン・フィクションのBaadのレビュー・感想・評価

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)
3.9
アカデミー賞関連で唯一面白そうだったので見ましたが、不思議な映画でした。

特に面白くもない筋運びで、テニュア持ってて文学的に高く評価されているらしい売れない作家教授が、腹立ち紛れに売れ筋の小説をうっかり書いたら売れてしまった、引っ込めたいけど介護に莫大な費用がかかるので売らざるを得なくなり、という話でしたが、ダラダラと深刻な話が続いていてなんとなく見てしまった。

家族崩壊と母親の介護の話がリアルですごく面白かったのですが、メインの文学界の欺瞞は今更陳腐でどうでも良かったかな?
編集者上がりの流行作家の女性がとても好印象。

ちょっと調べて見たら、一時ハマっていたドラマ『グッド・プレイス』の関係者だったのね。あの脚本かけるならどうころんでもつまらない映画にはならないはずですが、面白くもあんまりなかったかな?

ただ、このクオリティーでずっと推してくる映画ってあんまりないので、一見の価値があります。

しかしアメリカの介護って保険ないのね。そこそこ良いところに勤めていてもこりゃ大変だわ。
主人公、人の心がわからない、って設定みたいだけれど、親と家政婦さんは大切にしていてその辺も良いとこのお坊ちゃんあるあるでリアルだった。

ピンとこないところもちょっとあって、字幕がイマイチ、という話もあったので、英語字幕で見直します。それで良かったらスコア変えるかもしれません。
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