まち

ミストのまちのネタバレレビュー・内容・結末

ミスト(2007年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

オチが後味悪い、とだけきいていて
お恥ずかしながらまだ観ていなかった作品。

10分で状況説明が終わり、事件が起きて、映画の教科書か!と思わせたのも束の間、どんどん物語がすすんでいくので飽きない。ずっと絶望が続く。ずっと絶望。
勝手に霧の中の正体が分からないままいくのか?(それどうやって進めるんだ)と思っていたので、案外SFでそこにも驚かされた。

あ、あと虫嫌いと集合体恐怖症はみちゃダメです
蜘蛛出た瞬間、着ちゃうか〜これは〜ア〜やだな〜と思ったら予想通りの展開が待ってた。しんどい

原理主義ババアの演説っぷりにイライラしつつ、どんどんスーパーという世界の勢力図が変化していく様子はまさに社会の縮図、感があった。

次もまた絶望だろ!と構えられたので怖さはあまりなく、言葉一つ一つが伏線と思えたので子どもが「僕を怪物に殺させないで」ってセリフで(最後殺すのか…どういう展開になるんだろ…)と察してしまったけど、最後の裏切りでそんな分かりやすいセリフを作った事も許せてしまう。

そして噂されていたラストシーン …
最後の選択を迫られ、選んだ先
最後の最後にまた絶望が待ってた〜つらい〜〜〜

後味悪いしマジか〜って思ってしまったけれど、あちらの世界の生き物に対してか弱き人間たちが立ち向かい倒すって展開でなくて現実的でよかった。
シンゴジは1体だし科学の力に頼ってるけどこっちは肉体と銃だし襲ってくるしね、
変に希望があったりしなくて良かったかも。。。

わたしはダンサーインザダークがトラウマなんですけど、こっちの方が楽しく観れたかな。
まち

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