スティーヴン・キングの小説『霧』が原作のSFホラー映画、ついに観てしまった。
ストーリーは至ってシンプル。息子を連れてスーパーに行った主人公デヴィッドが謎の霧に見舞われ、ほかの客たちと共にスーパーに閉じ込められる、というもの。
後味の悪さが有名だけど、それ以前にCGしょぼくないか…？
そして主人公の演技が…気になる。
数日経過した割にはすっきりと剃られたお髭。
もう少しやつれていてもいいので…？
物語の過程としては悪くはないのだが、よく言われる「人間の本質を描き出している」というのは過言かなと思う。
ラストに関しては衝撃というよりも困惑。
一体何を伝えたいのか…？
「最後まで希望を捨てるな」なのか。
希望を捨てる事だって人間に赦された選択肢であると個人的には思うので、最後の主人公の行動に落ち度があるとは思えない。（途中薬局行こうとしだした時は何なのこいつ？と思ったけど…）
結局のところラストそうなったのは結果論でしかないもの。
ただバスに乗ってたおばさんの視線の意味を考えると、それは重大な選択ミスなのかもしれないとも思えてくる。
こうやって色々思考を巡らせることが出来る分、そんなに悪くもないラストだったのかもしれない。
