ポケモン実写映画化!!!
正直、誰もが映画企画発表時は「どうなるんだ?」とハラハラしたと思う。
しかし、本作のポケモン再現のバランスは本当に絶妙。
ふわふわもふもふの体毛に豊かな表情。
独自の愛らしさがある。
あのポケモンが、本当に、そこにいる…!
実写なんだから当たり前なのだが、それでもそこに驚いて、感動してしまうのは、それだけクオリティが高いという証拠。
とくにライムシティが初登場時のワクワク感は格別。
数多くの多種多様なポケモンたちひしめき合っており、それぞれの役割に応じて人間と一緒に働いていることも。
カイリキーは交通整理をし、ゼニガメは消防活動をし、ガーディは警察犬になり、カビゴンは寝ている…。
素敵な世界です。
一方のストーリーとしては、単純というか穴だらけというか…
あちこち移動してたらいつの間にか解決してるという、ポケモンらしいと言えばらしい仕様。
ただ、ゲームの形を踏襲して家に始まり家に終わる点は良かったかなと。
家庭に迷っていた主人公ティムが父の残した家にたどり着き、自身の部屋を確認し、そこから冒険が開始。そして最後は、本当の家に帰る。
ポケモンの定番を抑えている、ポケモン愛に満ちた映画です。