morukoさんの映画レビュー・感想・評価

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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

最初から最後まで不穏で気持ち悪ーい映画なのだけど、
観ちゃう。ハマっちゃう。
いい感じに薄気味悪い後味を残してくれます。
神話に映画的解釈を求めたりするのが好きな方は是非観てみて欲しい。

スパゲッテ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.9

基本的にはコメディなので、笑えるところもありで面白く楽しめました。

平凡なのに自意識過剰であがいているゆえのイタイ行動とか、お金のない家庭の子が金持ちがいる私立に入った時の私立校格差あるあるとかプロ
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Laundry ランドリー(2001年製作の映画)

3.7

一つ一つのエピソードが、フワフワとした甘さとくすぐったさを伴って、そっと心に染み入る感じ。

いつか壊れてしまいそうな、危うい予感を孕みながらもこの時間が永遠に続けばいいと願ってしまう。


こういう
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BIUTIFUL ビューティフル(2010年製作の映画)

3.5

この映画…難しい。

突然登場する意味ありげな

・天井に留っている蛾のシーン
・蟻のシーン
・波打ち際に打ち上げられてクジラのシーン(電気屋のTV画面)
・鳥の群れが空を舞うシーン
・亡き父との会話
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パリ20区、僕たちのクラス(2008年製作の映画)

3.7

ナレーションのないザ・ノンフィクションを観ているかのような感覚。
もしかしたらノンフィクションの方がドラマティックかも?

移民な多いことで知られるパリの北東にある20区。
そこにある、ある中学校の、
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.0

頭空にして観られる。
それにしてもカメオ出演多いな。
無駄に大きいスケール。

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.3

この映画の主人公ディカプリオ演じるテディ…かなり既視感がある。
ディカプリオで神経質で暴力的で奥さんはヤンデレで本人もヤミヤミ…って、クリストファー・ノーラン監督の『インセプション』の主人公コブとそっ
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.8

何の前情報もなしに観てガツンとやられた感がある。精神的に。
エンドロールで原作古谷実だと気が付いて「あぁ、ぽいなぁ…」と。

物語は「まともな主人公と異常な世界」か「異常な主人公とまともな世界」のどち
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

いい映画だったのですがこれ予告編詐欺、パッケージ詐欺では…?

同性愛者のカップルが、母親に見捨てられたダウン症の少年を引き取って一緒に生活しようとする話。

印象的なシーンが多くある。

自分の家が
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怒り(2016年製作の映画)

3.6

ある夏の暑い日に八王子で夫婦殺人事件が発生。
現場には「怒」の血文字が残されており、犯人は行方をくらました。
事件から1年後・・・千葉、東京、沖縄に素性の知れない3人の男が現れたが、彼らは警察が新たに
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メメント(2000年製作の映画)

4.5

本作はカラーで描かれるシーンは時間軸が逆に進行していき、モノクロで描かれるシーンは順に進行していく。
映画の序盤で主人公レナードはジョー・パンとリアーノ演じるテディを殺害するのだが、次のシーンではテデ
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.0

ポケモン実写映画化!!!

正直、誰もが映画企画発表時は「どうなるんだ?」とハラハラしたと思う。
しかし、本作のポケモン再現のバランスは本当に絶妙。

ふわふわもふもふの体毛に豊かな表情。
独自の愛ら
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.8

映画自体としてはなんの変哲もない少年たちによる冒険物語なのだが、凄まじく良い。

『スタンド・バイ・ミー』に出てくる少年達4人は12歳であるが、この思春期を迎える直前の12歳という値が絶妙。

12歳
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0

ある出来事を境に、悲しみと痛みを背負い心を閉ざしてしまった男が、父を亡くした甥と過ごしていくことで、再び痛みと悲しみに向かい合っていく様を描いたヒューマンドラマ。

誰にも犯した過ちを消し去ることなど
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.9

これぞSF。
現代科学を基にしたあり得なくはない飛躍。
太陽系内に突如現れたワームホール、コールドスリープのデバイス、高度な人工知能を搭載した自立型ロボット、超重力の惑星やブラックホールへの突入、そし
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.5

どうせ一時期の少女漫画の実写化ブームに乗ったような作品だろうと穿った考えで観始めたが、映画としてきちんとまとまっているし、思いの外面白かった。
恋愛の良さや、若さの輝き、夢を追うことの大切さなど、爽や
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

4.5

公開当時ミニシアターに足を運んで観たなーと思い出し再鑑賞。
初めて観た時も思ったが、やはりいい映画だ…。

完全に理想の家だがエレベーターがなく、しかも5階という住み慣れたアパートメントの一室を売りに
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新宿スワン(2015年製作の映画)

1.5

典型的な娯楽商業映画。
見所は役者のみ。
役者目当て以外は特に観る必要なし。
園子温、『ヒミズ』までは好きだったのだが残念。

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.8

最近重めの作品を立て続けに観ていたので、気軽に観られる映画を求めて鑑賞。
期待通り、さらっと軽ーく観られました。
まさにパリのPV。
複雑なストーリーはなく、ただただ1920年代にタイムスリップし、憧
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ミスト(2007年製作の映画)

2.5

スティーヴン・キングの小説『霧』が原作のSFホラー映画、ついに観てしまった。

ストーリーは至ってシンプル。息子を連れてスーパーに行った主人公デヴィッドが謎の霧に見舞われ、ほかの客たちと共にスーパーに
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.3

何となしに観てみたら思いの外いい映画で驚いた。
突然ミュージカル調になる演出に思わず惹きつけられる。
歌で心の中の想いがぶちまけられることにより、音で鑑賞者に伝わるこの演出は、変化球の様ではあるが非常
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半落ち(2003年製作の映画)

3.2

序盤から中盤までは非常に面白い。

刑事が奥さんを殺害してからの空白の2日間の真相を知るべく奮闘。
しかし警察の不祥事としてマスコミや国民の糾弾を恐れた警察権力が検察側のお偉方と結託して事件の真相を闇
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ルームメイト(2013年製作の映画)

1.3

このパターンはもう散々やり尽くした感がある。
特筆すべき面白い点もなし。

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.8

傑作。面白い。
私は純愛映画だと受け止めました。
『凶悪』も良かったし、とりあえず白石和彌監督をお気に入り登録することに決めた。

ライオン・キング(1994年製作の映画)

4.6

父と息子、兄と弟の物語の雛型とも言うべき王道作品。
胸が熱くなります。
「時は来たり」良いフレーズです。
音楽も耳に残るものばかりで良い。
自由を謳歌して自分らしく生きようというメッセージが多いディズ
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アラジン(1992年製作の映画)

4.4

アラジンとリトル・マーメイドはディズニー映画の中でも本当に好きなお話。

何がいいってやはりプリンセスの存在。
彼女たちは元々の環境が非常に恵まれているんだよね。
でも恋をして、環境を変えたい、自分を
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インセプション(2010年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

面白い…!
まさに「映画」を観たという感覚が強く残る映画。

難解と言われている映画だが、私は初見でふわっと理解した…つもりでいた。

しかし最後の最後、コマが回っているシーンでカットがかかり映画が終
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.7

金ローで観たけど、映画館で観れたらもっと良かっただろうなあ。
曲が良いし、エマワトソン可愛いし、衣装も美しいし、城の内装も豪華で凝ってる。
ただキャラクターはイラストの方が魅力はあるかなと思った。
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.9

見終わると心が浄化された気がする。良い映画です。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.6

ネタバレ厳禁との事でしたが、何となーく前情報入れつつ観ました。
面白かったんだけど、いや言うほどか?とも思う天邪鬼な自分が嫌になる。

とりあえず主演女優さんが好きです。
明らかに作品の中で成長してい
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.1

「すごい」けど「重い」。
重すぎる。後味悪いよー。
観てから1ヶ月経ってるけど、未だショックから立ち直れない。
何の気なしに観ると後悔します。

良い映画だとは思う。
ただリアルに差し迫った映画にはや
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

2.7

映像は迫力があって美しい。凄い。本当に無重力空間で撮影しているのではないかと感じるくらい。

ストーリーは王道シンプルでちょっと退屈。過去色々あった女性が人間関係とかしがらみとかが嫌になるけど、結局持
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踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!(2010年製作の映画)

1.1

小学生の時凄く面白いと思ってたんだけど、今見返してみたら凄くつまらなかった。
『羊たちの沈黙』なぞってるということに気づいたけど、本当にただなぞってるだけで意味ないし、何故これを面白いと思っていたのか
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.9

ただサメが出てくるだけなのに、なんでこんなに面白いんだろう…。不思議だ。面白い。

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

3.7

60年代の学生運動、反体制運動、自然回帰、文明批判などエネルギッシュな力を感じられる作品。
若さの暴走とも言える純真無垢さとその挫折、喪失感に心が揺さぶられる。
サウスダコタの景色が美しい。

ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.0

登場人物たちが悲しげなんだけど愛らしい。
落ち込むけど、救いもあるし未来もある。
いい映画だと思う。

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