アザラシ

ミストのアザラシのネタバレレビュー・内容・結末

ミスト(2007年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

(長文気味)
すっごく面白かった。

密室系ホラーで、グロ少なめ。
最後はバッドエンドだけど、人間が追い詰められたときにどうなるのか…といった心理面がリアルに表現されてる素晴らしい作品でした!!

途中から調子こいて、奪え!殺せ!捧げろ!とか宣っていた(軽蔑的)狂信者ババアの引きこもり作戦が、実のところ最良の選択であったことにイラッとしました。


【以下、自分だったら、ラストにこんなシーン追加するという大好きな妄想♪】

①盲信者のバッドエンド
閉じこもっているスーパーで教祖を失い落胆する盲信者達のシーンを追加。
一旦、軍が色々な場所で生存者を保護するシーンに切り替える。
再び、スーパーに切り替え、お?助かるのかと思わせての…盲信者全滅パターン。
※溜飲を下げる意味でありがちだけど、この作品を汚しそうですね。

②トゥルー〝バッドエンド〝
軍に保護された人々のシーンに、スーパーに閉じこもっていた盲信者らもニヤついた表情で追加。
信仰から武力に何の判断もせず尻軽に乗り換えた奴らが助かってるのに、自分は息子を安楽死させたという状況になり、絶望の大発狂。
もう、正しい判断とは何なのかが分からなくなったところで、軍人から銃を奪い、銃自殺。
※この作品の方向性には背かないという意味で、コチラが好み。とはいえ、ここまで振り切ったら盲信することを扇動するようなのでちょっとな…


色々考えた結果、その後については、描かずに想像させるのがベスト!

つまり、監督様が完璧でした!!
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