後味の悪さで名の知れた作品。
後味悪いの好きな自分は定期的に観てしまう。
隣人の弁護士との関係性や極限状態での集団パニックといった人間模様も魅力的。
霧や無音の演出も怪物の不気味さを際立たせる点で非常に効果的。
怪物の造形もバリエーションに富んでいて飽きない。ところどころCGショボイけど。
そして終盤に現れる巨大生物の絶望感が凄い。BGMとも相まって神々しい。
あんなのも退治できるアメリカの軍事力って(笑)
でもやっぱり一番の魅力は救いのなさすぎる結末(諦めるの早すぎない!?と言いたくなる最後の決断も込みで)。
ゲロ吐きそうになるくらい最悪なんだけど、それがまた最高でもあって。
絶望する主人公の横を通る「あの女性」の蔑むような哀れむような表情が堪らなくて。
またあの表情が見たくなって、またゲロ吐きたくなって、何度も何度もここに足を運んでしまうのです。
そんな、記憶に残る逸品。
たぶんまた何年後かに観ます(笑)