どこまでも孤独でナルシストなレスリー・チャン。孤独ならひとりで向き合えばいいのに、きれいな女の子で埋めたがる。そして飽きたらさようなら。悪いやつですねぇ。見た目がいいから許されてるけど(笑)
アジアの映画は湿度を感じる。あくまで大粒で重たい雨。男も女も肌がしっとりと濡れている。黒々、艶々とテカる髪。押さえても溢れる若さ。
惚れた腫れたで泣いたり喚いたり、元気ですねぇ。何をそんなに真剣になっているのか。人間、1人で立てた方が美しいのに。まぁそういう予測不能なみっともなさが人間らしいとも言える。若さの特権。AIにはできないこと。
何も起きないけど覚えてる、そんな映画でした。