晴海通り

欲望の翼の晴海通りのレビュー・感想・評価

欲望の翼(1990年製作の映画)
3.6
どこまでも孤独でナルシストなレスリー・チャン。孤独ならひとりで向き合えばいいのに、きれいな女の子で埋めたがる。そして飽きたらさようなら。悪いやつですねぇ。見た目がいいから許されてるけど(笑)

アジアの映画は湿度を感じる。あくまで大粒で重たい雨。男も女も肌がしっとりと濡れている。黒々、艶々とテカる髪。押さえても溢れる若さ。

惚れた腫れたで泣いたり喚いたり、元気ですねぇ。何をそんなに真剣になっているのか。人間、1人で立てた方が美しいのに。まぁそういう予測不能なみっともなさが人間らしいとも言える。若さの特権。AIにはできないこと。

何も起きないけど覚えてる、そんな映画でした。
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