このレビューはネタバレを含みます
『探偵やらせたら天下一品やけど...侍としては、イマイチやな。』
『世紀末の魔術師』では出番が前半までだった服部平次が終始活躍する初の作品であり、彼の剣道の腕が生きる激しいアクションも見られる。 京都の実在する観光地が数多く登場するのも特徴。
劇場版では珍しく原作とリンクしており、本作で初登場したある人物が原作『紅の修学旅行』に登場した時には既にコナン達と面識がある設定となっていた。 そして、劇場版では初めてコナンが新一の身体に戻るシーンがある。
『14番目の標的』の後日談でもあり、今回も被害者の名前に数字が入っていた事でその事に触れられていた。 こだま兼嗣が監督となった最後のコナン作品。
劇場版名探偵コナンにしては珍しく、 派手な大爆発シーンが一切無い 。精々人里離れた所でボヤが起こった程度。
「まるたけえびすにおしおいけ〜」と口ずさみたくなる。よく犯人の動機がネタにされているが、そんなことよりも遂に劇場版で新一と蘭が対面するシーンが見られる。待てば待つほど、会った時に嬉しくなる。そんな人に私は出会いたい。