TOMMY

白ゆき姫殺人事件のTOMMYのネタバレレビュー・内容・結末

白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

『 美人でしらゆき石鹸の社員ってことは、しらゆき姫殺人事件だな。』

「告白」「贖罪」の湊かなえが2012年に発表したサスペンス小説を、井上真央主演で映画化。
日の出化粧品の美人社員・三木典子が何者かに惨殺される事件が起こり、典子と同期入社で地味な存在の女性・城野美姫に疑惑の目が向けられる。テレビのワイドショーは美姫の同僚や同級生、故郷の人々や家族を取材し、関係者たちの口からは美姫に関する驚くべき内容の証言が飛び交う。噂が噂を呼び、何が真実なのか多くの関係者たちは翻弄されていき……。
過熱報道、ネット炎上、口コミの衝撃といった現代社会が抱える闇を描き出していく。監督は「アヒルと鴨のコインロッカー」「ゴールデンスランバー」の中村義洋。共演に綾野剛、菜々緒、蓮佛美沙子ら。

花より男子で男勝りな役柄のイメージが強い井上真央が、静かで地味なOLを怪演していた。笑い方だったり、仕草だったり、今まで絶対してこなかっただろう所までさすが役者。演じるって、すごい。

序盤のインタビュー中にもうすごいヒントが隠されてて、そこであーあの人なんだろうなーと思っていたらそのままで終わった。本当の嘘つきは小さい嘘で大きい真実を隠す。でも人間の記憶なんて曖昧だし、無意識に嘘ついちゃうこともあるからね。

最後のいるよ!のシーンは少し感動。モールス信号ですか?

一番かわいそうなのはあの突き落とされたアーティスト。

あと蓮佛美沙子サイコパスの演技すご。
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