nagaoKAshunPEi

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:QのnagaoKAshunPEiのレビュー・感想・評価

4.5
「破」の終局の始まりから14年後が経ち、目醒める碇シンジ。救ったはずの世界は姿を変え、自らに向けられる人々の目は軽蔑を帯びる。そこから浦島太郎の憂鬱が始まり、だんだんと世界の全貌が明らかになっていく。
次から次へと苦難が訪れるシンジに同情し、彼が一体何をしたんだ…と溢れんばかりの不憫さを嘆く。
誰も知らないところへ連れて行かれたような感覚こそ、映画に求める感覚であり、社会とは断絶された暗闇に身を委ねる醍醐味であろう。セカイ系の地平線の先。
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