赤いジャケット

ロックンロール・ハイスクールの赤いジャケットのレビュー・感想・評価

3.0
問題
「マウスにラモーンズのロックを聴かせるとどうなるかを答えなさい」
答え
「爆発する」

ニューワールド・ピクチャーズ、製作ロジャー・コーマンの映画【ロックンロール・ハイスクール】を観た
監督はアラン・アーカッシュ、この人は最近だとTVドラマ【HEROES】の演出も手がけたりしてる
話はこんな感じ
ラモーンズが好きでたまらない女子高生P・J・ソールズがラモーンズの特別メンバーになる
うん、これで十分だと思う
ロックンロールは反体制、そして楽しい
現実は複雑で難解で生き辛い、だからこそこの映画で描かれる夢は、単純であるからこそ輝いて見える
現実と折り合いをつけてしまうスクール・オブ・ロックなんて実はロックしてない
ロックってのはその場しのぎの衝動的な結末が拡散していく事なんですよ
脇役も割と丁寧に描かれていて、映画としてしっかり出来ている
かといってカチカチの固い映画でもなく、あくまでもユルく
ビールなんか呑みながらゆったりした空間でリラックスして観る映画かも知れない
「この後どうなるの?」
「君の高校を爆破する」
それで良いじゃない、現実に爆破騒動は起きなかった
でもそれで良い