JunichiOoya

スケッチ・オブ・ミャークのJunichiOoyaのレビュー・感想・評価

スケッチ・オブ・ミャーク(2011年製作の映画)
3.0
京都おもちゃ映画ミュージアムで大西監督をお招きしての上映会。
『津軽のカマリ』の上映(こちらは竹山の孫弟子さんの実演もあったとのこと)との二本立て。

『スケッチ〜』はずっと見たかった映画なのでとても嬉しかった。
個人的には文化人類学方面での貴重な映像をたくさん拝見できるかなって期待していたのだけれど、実は撮り手の大西功一さんが懇意にしておられる久保田真琴さんからのオファーが元になったとのこと。

民俗学的見地からの見どころももちろんたくさんあるのだけれど、実は久保田さんを描いた映画だったなあ、という印象。

彼がギターを抱えて熊野古道を歩き、宮古島で神事に与る老人たちの唄声に聴き入る姿を拝見して、つくづくその感を強くしました。

願わくば、大西さんが仕事に取り掛かる前の久保田さんと宮古島との関わりについてもう少し見ることができたらなあ、と。
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