猫とフェレットと暮らす人

アルゴの猫とフェレットと暮らす人のネタバレレビュー・内容・結末

アルゴ(2012年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

『考えるうる最もマシなロクでもない作戦』が実話ってのが凄すぎるけど、エンターテイメントとして面白く仕上げた、主役の俳優であり、監督でもあるベン・アフレックが凄すぎ、あと、中東の景色も素晴らしいよ映画。

冒頭のアメリカ大使館に押し寄せる暴徒がめちゃくちゃ怖いんですけど、数が多くて押し寄せる緊迫感を作り出す映像の演出が、実際の映像みたい、ってか実際の映像使ってる?でもところどころ、撮影してるよね。どちらにせよ、映像から伝わる緊迫感がすごい。
絶対遭遇したくない。

1980年代の衣装が可愛くておしゃれ。カナダ大使邸宅の壁紙などの美術品も素敵。
中東の建物も景色も独特の文化が美しい。

『考えるうる最もマシなロクでもない作戦』が実行に移された。
すごいねぇ。こんなことやっちゃおうとするんだね。わくわくドキドキだね。

バザーの緊張感もすご。文化や価値観が違う場所だから、何が起きるかわからない。これが緊張感をより一層引き立ててるんだね。
価値観が違うってのは、主人公トニー・メンデス(ベン・アフレック)が飛行機でイラン上空に入ったらアルコール類の提供できないので、下げられシーンで、サラッとわかるようになってて、細かい演出もすご。

いよいよ、空港から脱出。空港職員や警備員との緊張感あるやり取りと、その裏では、シュレッダーパズルがどんどん解けて、追手が迫っている緊張感がすごい。
ドキドキエンターテインメントだね。搭乗する少し手前で、警備員に怪しまれた時、このロクでもない作戦に一番乗り気でなかった人が言葉話せて、映画の内容も全部完璧にプレゼンして、こういう胸アツ演出もいいねぇ。

飛行機飛び立つまで、迫ってきて、どうなるんだ・・・。離陸!ってドキドキしました。

そして、「アルコール提供できます」やったぜ!

エンドロールで、出演俳優と実際の人物との比較できる写真がでるけど、そのまんまやん。ほとんどみんなそのまんまやん。この映画こだわり凄すぎるやろ。

ベン・アフレックは主演もして監督もやってるけど、才能あるまくりやん。
緊張感を演出するのもすごかったし、緩急つけるためにタコスかっこよく食べるシーンとか入れてるし(自分で撮影してて恥ずかしくないのか?)、それに各登場人物の表情や、それにまつわる電話などの小道具にもちゃんと、カット割り当てて、テンポよく映像を重ねていって、その演出が丁寧だし。
なんといっても、実際の出来事を、ちゃんとエンターテインメントとして映画に作り出してるってすごい。

ベン・アフレックのほかの監督作品も見たくなったなぁ。『ゴーン・ベイビー・ゴーン』と『ザ・タウン』と『夜に生きる』ってのがあるんだね。他にも脚本だけとか、製作総指揮だけとかもあるんだね。
調べると、バットマン役もスーパーマン役もやってる俳優だし。
この作品では、アカデミー賞も取ってるし。

やば、ベン・アフレックが映画大好きすぎ人間やん。
そういや、自慢のセクシーなケツアゴは今回は髭もじゃで見れなかったなぁ。他の作品で見よっと。