HidekiIshimoto

王将のHidekiIshimotoのレビュー・感想・評価

王将(1962年製作の映画)
4.0
無性に聞きたくなった淡島千景の「コンチワ」求めてたどり着いたのは三國連太郎渾身のなにわ将棋物語だった。将棋無知の俺にまで名を知られる坂田三吉とは将棋界のビートルズなのか?とか思って観たら天才にして文盲、極道(ヤクザじゃない)にして愛の天然人で、ああここにもジミヘンいたよって感じ。そのジミヘンの完コピを超えて独自って感じの三國連太郎はもうレイボーンて感じだった。正統派ライバルとの因縁決戦は、ああここにも矢吹力石戦あったよって感じでグッと泣かせる。何度も映画化されてるのはなにわの誇りってことなんだろう。こういう御当地ヒーローいいね。将棋もブルースもボクシングも道を極める男達のものなんだなぁどれもやんなかったなぁとちょっと人生悔いた。