ちいさな泥棒

荒野の誓いのちいさな泥棒のレビュー・感想・評価

荒野の誓い(2017年製作の映画)
4.9
インディアン戦争の英雄である大尉は宿敵である長と家族の護衛護送を命じられる。傷つき失ったのは自分だけではないと変化していく姿をC・ベールが好演。未亡人への優しい口調や声を押し殺して泣く姿が良い!焚火を囲み微笑んで本を差し出すあたりから新しい門出までボロ泣き。

奪い奪われ仲間や家族を失ったのはお互い様でどちらかが悪者だと描かないのがいい。ロザムンド・パイクは相変わらず積んでるエンジンが人一倍デカくて前半は全爪剥がす勢いの凄まじい怪演、後半は毛布のような母性溢れる柔らかさのギャップ。チャンベ見ないうちに演技の幅が…と別の意味でも感動した。

自分が今まで観たベール史上いっちばんカッコよかった!冷たい役どころのはずなのになぜか今までで一番血が通ってた気もする!余韻も含め最高でした!

この監督さん『クレイジー・ハート』もすごいよかったし、大好きな『ホームメイト!』に出てたトーマス・ヘイデン・チャーチが出演してる作品もあるみたいなので少しずつ漁りたいです。