セックス依存症のブランドンのもとへ恋愛依存症の妹・シシーが押しかけてきてから二人の精神が不安定になっていく……という話。
どちらも自分を制御できない苦悩を抱えている印象を受けました。二人とも常に息苦しいというか、生きづらそうな雰囲気や諦めの空気を漂わせている。
ブランドンは妹に惹かれていたってことでいいのかな?妹に惹かれている気持ちを拒絶して激昂したりしてるのかなと思ったんだけれど、その辺がよくわからず。
あとブランドンは「愛がないセックス」しかできないのかな?自分に愛情を向けてくれている人とセックスできなかったときがあったし。読み取るのが難しいな。
それにしても最後の方でブランドンが口説いた女性の彼氏を挑発したり、ゲイの男の人から口淫を受けたりしてたけど、ここらは依存症がひどくなった(不安定になった)というよりは『自傷行為』が激しくなったという感じなんだろうな。シシーのリスカほどわかりやすくないけれど、ブランドンも自傷行為をしてるんだなと感じた。