本作は基本的には「ホステル」の影響下にあるのが明白な作品。
しかし、冒頭こそ″人間狩り″の様子が描かれるものの、実は全体的にはコメディ色の強い内容であった。
研修一行がいわゆる″森でバカが殺されるパターン″とは一味違うおバカっぷりを披露し、ハードなゴアシーンと絶妙なブラックユーモアのバランスも出色な一本となっている。
中でもトラバサミにかかった男の足を巡っての右往左往なエピソードは爆笑必至。
鑑賞後、気付けばエンドロールを眺めながら「好きです」と愛の告白をしていた、そんな夜だった。