くぅー

セイジ 陸の魚のくぅーのレビュー・感想・評価

セイジ 陸の魚(2011年製作の映画)
3.6
あの衝撃的なクライマックスにはやられた…傑作になり得るにはもう一歩踏み込んで欲しかったが、後々まで印象に残る良作かと。
俳優の伊勢谷友介の、8年ぶりの監督作品第二弾は、ベストセラー小説の映画化で…旅人を狂言回し的に使い、世の中の全てを見切って達観と諦観の間にいる謎の男セイジを描いていて、個人的には好きなただならぬ世界観。
ある意味、キリスト的なセイジの存在は興味深かったが、物足りなく感じたのはやはり隠された過去で、さりげなく語られるが…やはり映像でもう少し掘り下げて欲しかった。
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