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八仙飯店之人肉饅頭のmylifeのレビュー・感想・評価

八仙飯店之人肉饅頭(1993年製作の映画)
4.0
スーパークレイジー極悪列伝を、コンプリートしてみたくなり「八仙飯店之人肉饅頭」を再鑑賞してみた。ちなみに極悪列伝のあとの2作品は「タクシーハンター」と「エボラ・シンドローム」なのだ。

ハーマン・ヤオ監督×アンソニー・ウォン主演と言う、ある意味で最強のゴールデンタッグ。本作のアンソニー・ウォンは、とにかく目がいっちゃてるヤバい奴と言う印象。

実際に起きた事件を題材にしているらしい。ふむむ、改めてみても、世にも恐ろしい事件があったものだ。殺人シーンはほんまにヤバい。まさに鬼の形相。鬼気迫る表情を見せるアンソニー・ウォン。真に迫っているかのような怪演には圧倒されてしまう。

リー部長含め5人の刑事達。この面子がいわゆる香港らしさを大いに醸し出している。いやはや、香港テイスト満載やん。鬼畜なウォンを追う刑事達が自由でコミカル過ぎやけど、そんなギャップを楽しめる感じかな。

徐々に見え隠れしてくるウォンの本性。「エボラ・シンドローム」のキャラと、おおよそかぶって見えるが目力はこちらの方が上。容赦しない殺戮の先にある人肉がヤバ過ぎた。

終盤にかけては、まるで被害者のような展開となっていくが可哀想だとは全く思わない。どこまで実話ベースにしているのか知らないけど、コトの顛末にも圧倒されてしまう今日この頃である。
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