ノットステア

ジェシー・ジェームズの暗殺のノットステアのレビュー・感想・評価

3.0
○感想(ネタバレありです)
地上波で二週に分けて放送されていたのでところどころカットされているのを観たのだと思う。改めてカット無しのものを観ても良いかなと思う。
あんまり高い評価を得た作品ではないらしいけど、なんか引き込まれるところはありました。ナレーションとか嫌がる人はいると思います。

綺麗な映像と静かな映画。
南北戦争(1861-65年)後、仲間を率いて、25件以上の強盗と17件もの殺人を犯したにもかかわらず人々の人気を得たジェシー・ジェームズ。
ジェシー・ジェームズという人物は外国では有名らしいが、私は全く知らなかった。それがわかりにくさの原因かもしれない。顔と名前がなかなか一致しなかった。それもわかりにくさの原因だろう。
だけど殺されるかもしれない登場人物の心理描写に引き込まれる感じはした。
ここからネタバレありです。













ブラッド・ピット演じるジェシー・ジェームズが頭を打ちぬかれ、壁にかかった絵に顔を打ちつけるシーンなんか演技に見入ってしまった。そこだけが印象に残って他のシーンが残りにくいとは思う。
乗馬のシーンとかもかっこいいと思うし、当時の服装など、雰囲気がかっこいい。


登場人物・キャスト
・ジェシー・ジェームズ … ブラッド・ピット
・ロバート・フォード … ケイシー・アフレック
・フランク・ジェームズ … サム・シェパード
・ジー・ジェームズ … メアリー=ルイーズ・パーカー
・ディック・リドル … ポール・シュナイダー
・ウッド・ハイト … ジェレミー・レナー
・チャーリー・フォード … サム・ロックウェル


○あらすじ
【起】
ジェシー・ジェームズとその兄フランクが率いる列車強盗団。そこに、若い青年ロバート・フォードが一味に加わる。
強盗や殺人。
ロバートはジェシーに気に入られる。
【承】
仲間のウッドとディックのいざこざ。
ロバートはウッドを撃ち殺す。ウッドはジェシーのいとこ。ディックやロバートらはジェシーから報復を受けるかもしれない。ジェシーはロバートたちのもとを訪れる。ジェシーは以前の仲間を撃ち殺したことがあった。
【転】
ロバートの計らいでディックは情報提供と引き換えに逮捕され、恩赦。ジェシーはロバートたちの雰囲気を察知。寝る時もピストルを離さない。疑心暗鬼。ロバートとチャーリーはついにジェシーの後頭部を撃ち抜き殺害。ジェシーの死を悼む人はたくさんいた。
【結】
ロバートたちはジェシーの人生を演劇にするも、劇中の野次に腹を立てロバートは演劇稼業をやめる。チャーリーは自殺。ライフルを持った熱狂的なジェシーのファンにロバートは撃ち殺される。


 

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