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悲しみよこんにちはのkojikojiのレビュー・感想・評価

悲しみよこんにちは(1957年製作の映画)
3.8
#1204
1957年 イギリス🇺🇸/アメリカ🇺🇸映画

 学生の頃、私の周りの女の子の愛読書は落合恵子の作品か、このサガンの「悲しみよこんにちは」だったような気がする。もちろん私は手に取ったこともなく、遠くから眺めていただけなのだが。ただこの題名だけは妙に記憶に残っていた。
私のフォロイーさんのサガンさんがアイコンにこの映画のジャケ写を使われていて、ずっと気になっていた。

たまたま、図書館でこの作品を見つけ、借りることにした。

この映画の主役セシールをジーン・セバーグが演じているのは、もちろん知っていたが、こんなに可愛かったのかと、改めて驚いた。

「勝手にしやがれ」が1959年だから、この映画はその前年に作られている。ただこの映画のジーン・セバーグは役柄のせいもあるが、圧倒的にいい。彼女のトレードマークの「セシルカット」はこの作品で流行した。衝撃だっだろう、めちゃくちゃ可愛いし、似合っている。第一、髪の質と色がすごく良い!スタイルもこの髪型に似合うスタイル、ショートパンツも水着も素晴らしい。人気が出るはずだ。

この後の彼女については、先だって映画「セバーグ」(2019)を見て詳しく知った。興味のある方はご覧になるといい。悲しい未来が彼女を待っている。まさに「悲しみよこんにちは」なのだ。

映画のことは書かず彼女のことばかり書いたが、それぐらい彼女そのものが衝撃だ。
それに比べると映画はまあまあというところだ。
ただ若さが爆発している。

監督: オットー・プレミンジャー
「帰らざる河」「バニーレークは行方不明」
音楽: ジョルジュ・オーリック
原作者: フランソワーズ・サガン
キャスト:
デボラ・カー
デヴィッド・ニーヴン
ジーン・セバーグ
ミレーヌ・ドモンジョ(あの懐かしい「ファントマ」)

2023.05.25視聴239
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