爆裂BOX

ゾンビ2030の爆裂BOXのレビュー・感想・評価

ゾンビ2030(2008年製作の映画)
3.1
環境破壊から守る為、自然から人間が隔離された近未来。VR生活に飽きたポールは仲間と共に違法なガイドを雇い森へ狩りに出掛けるが…というストーリー。
カナダ産のゾンビ映画です。環境保護の為、自然を人間から隔離している近未来という設定は面白いですね。主人公のポールは重度のゲーマーでVRでのハンティングに飽きてゲーム仲間と初めて会って一緒にガイドを雇い禁じられた隔離区域外の森へ行きますが、そこでは軍の極秘研究により誕生したゾンビ達がいます。この世界では殆どの人がVRでやり取りしていて実際にあうことは殆どないようですね。ジャケットの正面に映ってるヒロインのレクサと初めて会ってVRの感覚で扉を抜けようとしてぶつかる所はちょっと面白かったです。男だと思ってたメンバーが女だったところも面白いですね。
登場するゾンビはノロノロゾンビでメイクは顔を白く塗ったり血で汚したくらいですね。内蔵引きずり出しなどのゴア描写もありますが、殆どCGで処理されてるので残酷さはないですね。レーザー銃で頭ポンポン弾け飛ぶ所もCGなのでゲームのように感じられました。
キャラはそれなりに個性あって良かったと思います。違法ガイドで実は過去2回同行者を皆殺しにしていたロブは後半メインの敵の様になりましたが、意外とアッサリ決着つきましたね。軍の大佐の息子のセバスチャンはホログラム機で皆をひっかけたり、全然役に立たないけどゾンビになってからは死ぬ前につけてたアーマーのせいでほぼ無敵ゾンビになるのは面白かったですね。レクサが言ってたようにセバスチャンは神が与えた試練だったな。ホログラム機で本物のゾンビと見分けがつかない所は面白かったのでゾンビとの戦いにももっと絡めたらよかったのに。女軍人を放り投げる所は笑いました。あの軍人が無駄に乱射したせいで大佐達軍人一行が全滅する雑さも。
評価はかなり低い作品ですが、個人的には普通に見れましたね。