息子が『しりとりをしよう。』と言う。
4年生になった息子は条件付きの
しりとりをしたがる。
4文字はNG。途中でも"ん”はつけない。
濁点はNG。これがなかなか難しい。
主演は、キーア・ギルクリストに
ザック・ガリフイナキス、
ガリにギル。一度じゃ覚えられない。
しりとりじゃ、すぐ負ける。
ギル君。見たことあるようでないようで。
顔の上半分が昔のキアヌにそっくり。
ガリさん。(ハングオーバー)のあの
アランだ。作中のキャラもアランっぼい。
レニー・クラヴィッツの娘、
ゾーイ・クラヴィッツに、
最近、オスカー常連のヴィオラ・
デイヴィスも出ている。
やはりしりとりに負けそうだ。
いつから、ビをヴィと言うように
なったのか。
ガリさんも良かったけど、
ノエルを演じたエマ・ロバーツ、
ずっと見ていられるなぁ。
雰囲気もあって綺麗だな。
エリック・ロバーツの娘さん、
つまりジュリア・ロバーツの姪っ子。
映画はゆっくり進む。
台詞も台詞の間も編集のタイミングも、
なんかゆっくり進む。だから、ゆっくり
ゆったり観るか、と気持ちを切り替える。
自殺願望のあるギル君は、
自ら精神科に出向き、短期の入院を
することになる。
『つまらないのは社会じゃなくて、
つまらないのは、君自身だ。』と
そんな台詞もあったなぁと思い出す。
帰りたくてしょうがないギル君は、
それでも少しずつ、他の患者と
交流を始める。
セラピー。グループワーク。
楽器を演奏する。絵を描く。
全てに乗り気じゃないギル君。
何を振られても、僕はいいです。
出来ません。僕には無理です。
しか言わない。
神様に『胸を張って生きなさい』と
言われても、僕には無理です。と
答えそうだ。
今日、昨日しなかったことやる。
その翌日、今日しなかったことを
始める。
なんてことのない話。
でも、観終わった時。
いいねいいね、と、声を出る。
気持ちいい映画った。
あの、音楽は好き?の答えも素敵だった。