めちゃくちゃ良かったです。
もう、オープニングクレジットから、
もう、ピアノの旋律から
『あぁ、これ好きだなぁ〜』と思って。
今、凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』
の続編の『星を編む』を読み終える。
この間、いい感じで酔った僕は本を読む
ことの素晴らしさを滔々と語った。
きっとウザイ奴だったろう。
その中で僕は（本を読む理由）を
『人の痛みを知ることが出来るからだ』と
話した。やっぱりウザイ奴だったろう。
登場人物たちの痛みや悲しみに寄り添え
ることを知れるからだと。
ベターハーフと言う言葉がある。
善き伴侶。自分より善き片割れ。
妻のことを言う。
そしてこの作品は（ベターハーフ）の
話だと思う。
昔の人間は、頭が２つ、手が4つ、
明日が4つの力強い生き物だった。
脅威に感じた神は、人間を半分にしたと
言う。そして人生とは、その片割れを
探すためのモノだと言う。
エリオとオリヴァーが出会ってしまった。
自分の片割れに。探し求めていた片割れ
に。出会ってしまった、その喜び。
そして、その悲しみ。
いつもいい仕事をするマイケル・スタール
バーグ演じるエリオの父親も良かった。
もちろん、ティモシー・シャラメも
アーミー・ハマーもとても素晴らしかった。
きっと、また観る。
