卯年のイースターに「イースターバニー」を観ようと取っておいたのだが、すっかり忘れていたのでせめて4月のウチにと慌てて鑑賞した月末。
「演者がアイドルな映画。」・・・で、この映画の総てが表現できる気がする。
全編特に意味は無く、それっぽいシーンが続くだけの作品。
ジャケットやDVDの中の文字情報などで粗筋を読まないと背景がよく解らないのだが・・・。
ダンス部(?学校のクラブではない気がする)でレッスンを受ける女の子が主人公。
キリスト教徒の家庭で育ったクリスチャン。
才能があるかわいい娘と言うことで、みんなに愛され同時に妬まれ嫌われる。
そんな彼女の周りで・・・な、。ホラーテイスト作品。
イースターという日本人に馴染みの薄いイベントをクリスチャンの家庭を用いて綿密な取材で構成されている気配だけ残して、実は余り設定もしっかりしていない。
最後まで鑑賞して、多分制作サイドでは、驚愕のどんでん返し的な物を披露しているつもりなんだろうけれど、状況をしっかり伝えられていない上に乗っかった衝撃のラストはよく解らない。
ウサギの怪人が人々を殺して回る映画で、中身スカスカ映画であるが、この残虐シーンの精度を上げて、ゴア作品として高めているわけでもなく、殺しのシーンもぼんやり。
主役を務めているアイドルに、総てを乗っけた映画なんだろう。