くぅー

キャタピラーのくぅーのレビュー・感想・評価

キャタピラー(2010年製作の映画)
3.8
あの若松孝二監督による反戦映画だが、やはり一筋縄ではいかない視点で攻めて来る・・・鑑賞後の疲労感と虚無感は凄まじい。

むしろ、反戦と言うより人間の狂気・・・個があっての国なのに本末転倒だし、安易に人間が神になってしまう反面で姿は芋虫ってのは究極で、盲信の怖さには言葉を失うしかない。

寺島しのぶの何かに取り憑かれた様に美しくも怖すぎる熱演に、大西信満の役者魂も圧巻で・・・大変お疲れ様でした。
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