幕のリア

ミラノカリブロ9の幕のリアのレビュー・感想・評価

ミラノカリブロ9(1972年製作の映画)
3.5
モンドハードロックともいうべき激渋劇伴に乗せて雨のミラノ・ドゥオモ広場から始まるクライム感満載の連続シークエンス、そしてバイオレンス。
アヴァンタイトルまででもう満足とする。

異常に顔が濃いおっさん達が会話を重ねててサスペンス性を高めてるようだがどうでもいい。
警察署内でイタリア半島の南北格差問題がしつこく語られるのが印象的で本来この手の作品に必要のない要素は魅力となる。

突然異常に色彩にメリハリの効いたシーンが飛び出し、"ダリオ・アルジェントかよ"なんて呟いてみるのだが、そもそもイタリア人の才能なんだと気付くのだが、どうにもファッションが冴えないのは泣ける。


〜〜

今日の一曲

Calibro 35 - Gangster story


https://m.youtube.com/watch?v=KqsUA_uYGUI
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