このレビューはネタバレを含みます
冒頭、ネックレスが弾けるアパートの階段での銃撃映像だけでも傑作の予感したが、その後大半を占める寝台列車での映像が何十倍も素晴らしい傑作。
列車乗客の素性が判明していく展開のサプライズも面白い。
相棒とこれから護衛するマファアの未亡人がどんな女か賭けるのも効きが良い。
その護衛する未亡人(本当は違う)とウォルター刑事の洒脱な会話の数々もハードボイルドの味付けとして申し分ない。
友情に厚い正義漢のウォルター刑事が少し間抜けっぽいのも良い。
難としては仕事として守ると誓った未亡人(本当は違う)を結局守れなかった事に対するウォルター刑事の心の動きが欲しかったかな。
ウォルター刑事にチャールズ・マックグロー。マファア未亡人(しつこいが本当は違う)にマリー・ウィンザー。列車で出会うシンクレア夫人がジャクリーン・ホワイト。