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最後の人のXXXXXのレビュー・感想・評価

最後の人(1924年製作の映画)
4.0
F・W・ムルナウの傑作!🇩🇪

高級ホテルのドアマンとして働いている老人。しかし、歳には勝てずトイレの清掃係に左遷させられてしまう。栄光を取り戻すべく、ホテルの金ピカの制服を盗むが...。

1924年制作という事もあり、ちょうど100年前の作品!若くして夭逝したムルナウ監督の才能が発揮された作品で、他人を上辺でしか判断しない人間の浅はかさや、人が老いていく悲しさ、人間が生きる本質を描き切った作品。結局、人間は100年前と一切進歩してないんですね。

1920年代景気が良かったせいか、画面も煌びやかな雰囲気と、惨めな貧民街の対比が素晴らしい。
画面を溶けさせて、夢の描写を描くなど、ドイツ表現主義すげえ!😱

ラストはスーパーハッピーエンドなんですが、アメリカ公開用に、元々の悲惨なラストを変更したみたいですね👀
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