真世紀

ツインローズの真世紀のレビュー・感想・評価

ツインローズ(2004年製作の映画)
3.0
ドニー・イェン監督によるアクションコメディ作。

TWINSの二人は職を求めて訪れた義賊黒薔薇(テレサ・モウ、「黒薔薇VS黒薔薇」92年にも出演)の館で見習い弟子になる。

二人を助けに乗り込んだタクシー運転手(イーキン・チェン、「黒薔薇VS…」のレオン・カーフェイにあたるのか、バットマンの弟分ロビンの格好をしたりも…)もあわせて弟子となる羽目に。

正義の味方となった彼らはかつて黒薔薇の弟子で今は悪女仲間(うちヌンチャック女子高生役クリス・イェンは監督ドニー・イェンの実妹!)を率いるアイビーと対決する。

アイドル映画かつ最後に皆が観客へ新年の挨拶をする旧正月映画で正直、前半三分の二はかなりゆるいが、終盤に入り、二人がジャッキー・トリビュートな蛇拳&酔拳修業に励むあたりから調子がややあがる。

ホイ・シウホン演じる社長がアイビーに狙われ、助けにきたTWINSとの対決に文字通り挟まれ、三人の蹴りや拳でボコボコになんてのはありがちだけどシウホンだけに笑いのツボでした。

アイドルが奇声をあげたりのしょうもないコント(急にミュージカル調や踊るシーンもあり)に耐えられない人にはすすめません。香港映画好きかつ物好きの話題の種向き。エンディングクレジットはNG集なんですが、どういうわけかBGMの類がまるでなし。なぜ?
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