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救命艇のアップルのレビュー・感想・評価

救命艇(1944年製作の映画)
3.6
第二次対戦下にドイツ軍から攻撃を受けた輸送船。そこから一隻の救命艇に乗り込んだ男女のお話です。船の中に女性一人というシチュエーションにしなかったのはヒッチコックらしくて上品だなと感じました。タイプの違う女性を二人乗せたのは良かったと思います。無駄な恋愛関係のいざこざはないほうがストーリーとしてすっきりしています。ドイツ人の描き方がミステリアスで好みでした。一番謎で驚いたのは主人公の女性だけ冒頭で一人無事にボートに乗っていたことです。本編中には音楽が全く挿入されず笛の音と歌声だけってのが実験的で面白かった。
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