こぅ

影を追う男のこぅのネタバレレビュー・内容・結末

影を追う男(1945年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

'23 4/24ジャケ写掲載していただきました。

エドワード・ドミトリク監督による、妻殺しへの【復讐ノワール】。


米軍パイロットの(ディック・パウエル)は、収容所より奇跡的に生還。
レジスタンスの村にいるフランス人の妻に会おうと駆けつけると、ある裏切り者のお蔭で彼女は亡き者にされたと、活動家であるその父から聞かされる。
彼は黒幕が南米に亡命したことを突き止め、その消息を追って大西洋を渡るが…。


先ず、
結婚して僅か20日間だけ の妻殺しへの 命懸け復讐心 に説得力が無い‼︎

テンポ頗る良く、
悪く言えば、よそ見や、ながら見厳禁な脚本。
濃密濃厚、悪く言えば、キャラ多めで周りくどく不親切。

映画は、1回鑑賞で観客を納得、満足(感動)させなくちゃダメ‼︎
と言うなら本作は間違いなく失格だろう(本作は3回必要)⤵︎
シンプルでオチも決まる、満足出来るウエルメイドな脚本が好ましい。

敵味方がスイッチしたり、
二転三転はするのは飽きさせないが、緩急 が無いのは疲れるだろう。
本作にはちょっとしたユーモア(余裕)も皆無だ。

撮影に関しては、
暗部の絶妙ライティングや陰影を生かした演出が良い。

一番問題(前代未聞⁈)なのは、、
↓ネタバレ米欄にて↓


ラスト、
逃げれば済んだところを  は、警察から逃げずに堂々としていたのは良いし、ありきたりなロマンス締めにしなかったのは良いな。
こぅ

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