”ドイツのルイ14世”
ルートヴィヒ2世のお話です。
彼については世界史等でほんの少し出てきますよね。ビスマルクの関連でノイシュバンシュタイン城と共に参照されていたと思います。
ノイシュバンシュタイン城と言えば、カリフォルニア・ディズニーランドにある眠れる森の美女のお城のモデルでしたね。
そんな事もあってドイツではかなり有名なお城ですが、実は未完成だった様です。
劇中に登場した白鳥のいる洞窟ですが、あれは城内にある人口の洞窟です。
リンダーホーフ城と呼ばれるルートヴィヒ2世の建てたもう1つの城と共に作られました。
ワーグナーのオペラ「タンホイザー」のヴィーナスの洞窟を模したそうです。10代から彼の作品に泥酔していたルートヴィヒは、実物を作ることによってその架空の世界に入り込んでいた様ですね。
中世の様式やオペラの世界を現実に引き出そうとする彼の夢が、彼の精神を歪ましたのでしょう。
ルートヴィヒ演じるヘルムート・バーガーはバイセクシャルだったそうです。ルートヴィヒの女性嫌悪の性格に合いますし、彼の美しさを引き出す要因にもなったかと思います。
監督のルキノ・ヴィスコンティもバイセクシャルとして有名ですよね。ヘルムートとは深い関係を築いていたそうです。
それにしても…オットー王子がイケメン過ぎる!!
誰だろうと調べてたら
「早春」に出てた俳優さんのようで。
久しぶりに観たいなと思ったり。
王族の格好がブロンドと青い瞳によく似合います。
エリーザベトの役はロミー・シュナイダーにとって呪縛のようなもの。16歳から出演した「プリンセス・シシー」シリーズではこの役のイメージを払拭できず、来るオファーは大衆映画だけだったそう。演者として磨きをかけたい彼女にとってはかなり屈辱的でした。
アラン・ドロンとの交際もこのような現実から逃げたかったからなのでしょう。
2022's 194th
〜スコアの目安〜
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★3.7:まあまあ面白い
★4.0:面白い
★4.3:めちゃ面白い
★5.0:好き
