呪いのおまじない「しあわせのサチコさん」を行い、怨霊の棲む異空間へと飛ばされた女子高校生の直美は、多くの仲間を失った。
あれから半年、死んだ友達を取り戻すべく、悲劇の舞台となった天神小学校へと戻ってくる。
『コープスパーティー』の続編。
前作の正統派続編であり、前回から物語も連続しています。
前作に引き続き、世界観はとてもよくできている。
内容は、前作で生き残った人達が過去へ戻って、死んだ仲間たちを救おうと奔走するというストーリー。
それに、あゆみの姉ひのえが合流するが、ひとり、またひとりと惨殺されていき・・。
前作で極悪非道の限りを尽くしたサチコは序盤で成仏し、双子の妹・さちが大暴れします。
「黒い服の少女・さち」は完全にクリーチャー化してました。
口は耳元まで裂け、髪はボサボサ、目だけが炯炯と光っている。
控えめに言って、勝てる気がしない。
また、前作からキャストはほとんど変更ありません。
何名か新たな登場人物がいることはいますけどね。
ストーリーと残虐性は前作と同様に、なかなかヤバかった…。
腹を突かれ、目ん玉をくり抜かれますからね。
近年の邦画ホラーではぶっちぎり。
ストーリー、演出、キャストのクオリティは良くも悪くも前作と同様で変わるところなし。
主役の生駒里奈さんは前作に比べれば成長したものの、まだまだって感じかな。
逆にあゆみ役の前田希美の演技がスゴい。
あゆみちゃんのズタボロ加減…マジリアルすぎ。
身心共に衰弱しきってる感じとか、表情や目の死に具合とか、やつれ加減がもう演技とは思えないほどリアルで、改めて前田希美すげぇー!って思った。
後は刻命役の青木さんの演技も凄かったです。
ひのえ役の石森さんが、青木さんの演技を見て「泣いた」との事でしたが、納得です。
この映画の見どころは主要な登場人物が容赦なく次々と惨殺されていくシーンにある。
心の優しい奴から死んでいくっていうのもなかなかホラーとしては面白い展開。
最近観た日本のホラー物の中では、きちんとホラー映画してる作品でした。
個人的にサチコがハサミについた血を傘にふりかけながら、わーい!水玉♪って言ってたシーンが衝撃的でした。
ちなみに声優の杉田智和の登場シーンは、オープニング中の死体です。
4分くらいのシーン。