ミツバチゴロバチ

ファンタズム IIIのミツバチゴロバチのレビュー・感想・評価

ファンタズム III(1993年製作の映画)
3.6
久々再見。いかにもこの時代の"3"な"Ⅲ"。最初の作品設定(世界観)はどこへやら。夢の話はどうなった?敵はドワーフがウリだったのに、え?普通のゾンビ?そもそも今となってはこの登場人物たちを動かしている目的・動機は?

それでも、"Ⅱ"では別の俳優が演じた主人公マイク役に"Ⅰ"の俳優が復活。その兄ジョディも同じ俳優で復活。とシリーズを盛り上げる意気込みはよし

しかし15年のブランクは大きく、イケメン兄とかわいかった弟もすっかり映えないオッサンに。若ハゲレジーは"Ⅰ"の時から老けていたので、ほとんど印象が変わってないのが面白い。

そしてせっかく復活したのに兄弟は何故かあまり出番が少なく、ついにレジーが主役に。道中の相棒には、天才ガンマン少年ティム(まんま『ホームアローン』ネタで登場。安直なトレンドのっかりが微笑ましい)と黒人女性のヌンチャクつかいロッキーが加わり、画面は派手で飽きさせない。もちろん『ファンタズム』といえばのスフィアも新たな設定・装置が増え、ロッキーには「クリスマスの飾り」呼ばわれの大盤振る舞い。

今作の一番ツッコミポイントはトールマンの弱点はアレだ!っていう伏線捏造シーン。最高です。ラストもお約束で大爆笑。