nagaoKAshunPEi

もののけ姫のnagaoKAshunPEiのレビュー・感想・評価

もののけ姫(1997年製作の映画)
5.0
何度もビデオで観ていたのに、やはりスクリーンだと断然見え方が変わってくる。
冒頭のタタリ神急襲の場面なんかは涙出るぐらい恐ろしいし、タタリ神を覆うニョロニョロの一本ずつがあまりにも鮮明で、これをアニメーションで描くなんて狂気の沙汰だなと思うほど、とにかく圧倒される。
根幹にある「人 対 自然」の構図と「憎しみの連鎖」のテーマは、『風の谷のナウシカ』からの塗り直しにも見えるが、日本が舞台ということもあって、より真に迫ってくる。
シーンとシーンのブリッジに久石譲の壮大なメインテーマが組み込まれることも相まって、1秒たりとも面白くない瞬間がない紛れもない大傑作。
ありがたやありがたやと、心の中でスクリーンを拝んだ。
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