現実逃避帰国準備

ハード・デイズの現実逃避帰国準備のレビュー・感想・評価

ハード・デイズ(1998年製作の映画)
4.0
『Six Ways to Sunday』(1997)

ノーマン・リーダス主演。さらに若い頃のノーマンの様々な表情、心理的に複雑なキャラを演じて、ルックスだけじゃない、演技の実力も魅せてくれた。

『Breaking Bad』『Fargo』などTVドラマを多く撮っている監督Adam Bernstein。

母親想いの息子Harry。レストランでハンバーガーを焼くHarryが親友に誘われ悪の道へ入る。

スポイラーアラート↓





オープニングからHarryの母親が支配系の毒親と分かるシーン。Harryは18歳位なのに、幼稚なしぐさの表情が可愛いけど、それは親が精神的に子供を支配して成長が止まってしまったという事の裏返し。 白いブリーフ姿のノーマンはファンにとっては超貴重😆

成長期に抑え込まれた結果、パーソナリティが分裂。二重人格になり、片方の人格が幻覚として現れる。映画の半分くらいで謎の男が幻覚だったと分かった。

Wiki見たら、母親は自殺じゃなくて、実際はHarryが殺したけど、自覚が無いだけだそう。小説「Portrait of a Young Man Drowning(Charles Perry著)」が基になっている。可愛い息子を精神疾患にさせた毒親の末路。もしかしたら母親とやってしまったのも幻覚だったのかも。

オチは、彼女と死体と一緒にバスに乗りカリフォルニアへ、、、どうなるんだろうw

「You broke my nose six ways to Sunday」 映画タイトル"Six Ways to Sunday"はThoroughly, completely, in every way imaginable、完全に、の意味。 英語ネイティブのダンナにこのイディオム知ってるか訊いたら知らなかった。

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