れれれざうるす

ラガーンのれれれざうるすのレビュー・感想・評価

ラガーン(2001年製作の映画)
4.1
「きっとうまくいく」のアーミル・カーンが主演を務め、完璧主義の彼はプロデュースも行う。上映時間が4時間近くの超大作クリケット映画!(これでも20分カットされてるらしい…!)

ストーリー
2年間雨が降らず作物が育たない、生きていくのもやっとな村人達。しかし今年は年貢を2倍収めろと要求され、村人達は藩王に直接抗議しにいく。そこにいたイギリス軍がクリケットをしてるのを横目にブバン(アーミル)は“子供の棒打ち遊び”呼ばわりしてしまう。すると英国大尉はブバンに「3ヶ月後のクリケットの試合で勝てれば村全体の年貢を3年間免除する。負けると3倍だ!」と持ち掛け(藩王も英国には逆らえない)、ブバンは承諾。ルールすら知らず、ブバンの軽はずみな発言を批判する村人の中からメンバーを探すところから始まる。


あらすじまとめれません(笑)
とにかく長い!だけど歌とダンスとロマンスを加えながら進むのであっという間の4時間!!
試合のシーンはなんと1時間超え!!普通の映画じゃ考えられない…!
クリケットのルールは全くわからずの観賞だけどサラッと説明アリなので全然OK。人数集めにかなり時間がかかるが、カーストや差別やユーモアなどの描写も交えつつで笑えたり泣けたりしちゃいます。
何といってもブバン!いやアーミル・カーンのかっこいいことよ!!見た目も役も男前すぎて…『どんな美女でも褒めてまう〜♪』ってブバンへ恋するヒロインが歌ってたけどホントその通り!
実際に英国大尉の妹エリザベスが彼に恋をして、インド娘ゴゥリと三角関係になってしまう。そのときの彼の気持ちを歌う歌とダンスが素晴らしいのなんの!!英国パートは英語で美しいミュージカルシーンとなっており、インドパートと交ぜることでより一層美しさが際立つ。なのにゴゥリはブバンと一緒…切ない…。

雨が多いイギリスと雨が少ないインドが対象的で、それが決定的となるシーンがとても印象に残る。そしてただのスポ根にはなっていないところも好印象。彼らにとってはただのゲームではなく、生きるか死ぬかの問題だもんね。1時間も試合シーンがあると本当に観覧客気分で応援したしかなりハラハラさせられた。
個人的にはもう少しロマンス要素増やしてほしいけどそれを詰め込むと5時間になっちゃいそう(笑)このくらいでいいのかもね…!

とにかく長いけど娯楽満載で飽きないのでオススメです。
かっこいいアーミル・カーン見れるから「きっとうまくいく」でアーミル気になった人も是非!