ヨウ

ベンジャミン・バトン 数奇な人生のヨウのレビュー・感想・評価

4.5
とにかく切ない物語でした。年齢を重ねていく事で得るものや失うものを新しい切り口で魅せてくれました。
「若返るという事は良い事ばかりでない。大事な人たちの死を見なければならない。」という台詞が印象的です。
最愛の女性デイジーと、人生の中間で年齢が重なって過ごした日々は、限りある時間と分かるからこそ輝きが増していました。
年齢の重ね方が違い、別々の道程を歩んでいた二人が、ある一瞬交わりあって、また離れていく。永遠というモノが存在しないからこそ大切にしたい瞬間が感じられる。
限りある時間の中で訪れる出逢いと別れ、そのひとつひとつに感謝したい気持ちになりました。
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