悪とユニコン

狼たちの報酬の悪とユニコンのレビュー・感想・評価

狼たちの報酬(2007年製作の映画)
3.0
『happiness 』八百長競馬の情報を盗み聞きした銀行員の話
『pleasure』少し未来予知ができるマフィアの部下の話
『sorrow』借金のカタにオーナーからマネージメント権を手放された歌手の話
『love』妻が蛇に噛まれ慌てふためく医者の話
の全四話からなるオムニバス形式のドラマ。

最初の『happiness 』はエキサイティングで面白く、最終話の『love 』の締めくくりはいいね。だが四話すべてを総合すると普通くらい。
それぞれの話が少しリンクしていて、4枚のパズルピースがピッタリはまったみたいな驚きはないものの、一応伏線回収されてるのはgood。四話のドラマにオマケが付いてきてお得な感じである。
悪い点は途中で何回も主人公チェンジするせいかもしれないが、全話で感情移入するのは困難で、没入感は弱めである。一話分をじっくり観たいタイプの人には受け入れ難いかも。
良い点・嬉しい点は役者の顔ぶれが豪華なことである。他には、クライムアクションからSFアクション、バイオレンス、ラブドラマ、ヒューマンドラマと多彩なジャンルを織り混ぜまとめられていることである。
豪華役者たち出演で色んな人が主人公の群像劇を気軽に観たい人にはいいかも。

この作品好きな人には『クラッシュ』をオススメします。