A8

マルサの女のA8のレビュー・感想・評価

マルサの女(1987年製作の映画)
4.0
エンタメ×お仕事モノ、、これが
こんなに最高にハマっている作品は他に見たことがない‼︎
音楽
キャラクターの個性
演技力
テンポの良さ
人間味
山崎努の存在感は格別、、
とにかく素晴らしい作品だった。

映画の象徴となる描写の多い
この作品の濃ゆさを物語る。
宮本さんが山崎努から税務官バッジをびよーんと伸ばされて確認されるシーン。

そばかすの多い主人公とヒョウ🐆を画角的に比べるように「私と似てるわね〜」と言うシーン。

ぎゅん!ぎゅん!と容赦なくアップしたり動いていくカメラ。それはいつも物語りのハイライトとなる姿を確実に収めているようだった。

笑顔なんて心から笑えるときだけでいいんだよ。それができたら主人公みたいに強い証拠なのかも。

あまりスポットライトの当たらないお仕事に焦点を当て、エンタメ×日常の配分を完璧にこなし、これだけ面白くしてしまう“伊丹十三”はやっぱりすごかった。
A8

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