韓国のアクション映画の歴史を塗り替えた偉大な映画(日本のアクション映画はこの頃からおかしくなり始める)
今でこそ『泣く男』や『アジョシ』など暴力とと銃撃が売りの韓国映画は数多くあるけど、本作はそれらの先駆けとも言える
"北朝鮮から韓国へ侵入した工作員達による要人暗殺事件が多発する中、特殊要員のジュンウォンとジャンギルは液体爆弾CTXの強奪計画が迫っている事実を突き止め..."というストーリー
腹を短刀で刺しまくるわ壁に頭を叩き付けて血が吹き出る、工作員が生首を持って整列するなど、オープニングから凄い迫力
アメリカから実銃を取り寄せて撮影に使用しているので臨場感抜群
テンポが良く、人間ドラマも手硬くまとめられているので最初から最後まで見入ってしまう
今や韓国映画界を代表するソン・ガンホも主人公と共に工作員を追う捜査官を熱演
あれだけ血生臭いガンアクションを次々展開しておいてエンディングは静かに締め括るというのがまたオシャレ
終始ハリウッドに並ぼうとする良い意味での貪欲さに溢れている