自殺願望を抱える孤独な老人…
本当の彼は…
主人公は『アフター・ウェディング』のロルフ・ラッスゴードが演じるオーヴェ。
厳格で口やかましく、不器用な頑固オヤジだが、妻に先立たれ自殺願望を抱えている。
そんな彼の周りに、賑やかなお隣さんが引っ越してきて状況が少しづつ変わっていく…。
ジャンルはコメディに分類されているようだが、個人的にはヒューマンドラマ時々ラブストーリーだと思う。
自殺願望と書くと悲壮感漂うが、今作では殆ど悲壮感を感じることはない。
そこがコメディに分類される所以か…。
作品としては、
まず隣の奥さんが、明るくポジティブでキュートである。
彼女とその家族たちにより、オーヴェが“幸せなひとりぼっち”へと変わっていくのがホッコリする。
そして、少しづつ語られるオーヴェと亡き妻の思い出がとても心地よく、不器用だけど純粋な愛に温かい気持ちになれる。
「本当に死ぬのがヘタクソね」のセリフから、ラストまでの流れには切なくも感動である。
心温まる良作です。
おまけ
にゃんこが美人のラグドール?で、ちょ〜かわええ〜😆
あと、【アフター・ウェディング】でも思ったけど、ロルフ・ラッスゴード老けてるような気が…