よねっきー

ダージリン急行のよねっきーのレビュー・感想・評価

ダージリン急行(2007年製作の映画)
4.6
病弱なくせに向こう見ずな三兄弟のインド珍道中。作風が固まってからのウェス作品の中でも特にカメラの揺れる瞬間が多く、統制されたジオラマ感が薄めで、なかなか好きなバランスの映像だった。
『カールじいさんの空飛ぶ家』なんかもそうだが、主人公たちが遺品(=過去への執着)を捨てる瞬間にグッとくる。ドラマは線路の上を走り続ける。人生の舞台は回転する車輪の上にある。未来に進む急行に飛び乗る。
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