かなりシンプルな追いかけっこを音楽ゼロで魅せきっていてすごい。「おそらく本来武器ではない何か」をメインウェポンに据えたり、細かいハズしが光る。序盤のモーテルで工作するシーンも良かったし、中盤のホテルはドアの向こうで光が消えてからの展開にブチ上がった。登場人物たちのサバイバル力に惚れ惚れ。
最後の「自分の行く先で、親父が火を焚いて待ってる」って話とか良いけど、普通に不可解な余白もある映画なので「お爺ちゃんにはもうこの国のことは分からんわ」というタイトルにウケた。年齢関係ないと思いますよ。追いかけっこしてたあの2人がバケモノなだけっすよ、たぶん。
