爆裂BOX

ALIENS エイリアンズの爆裂BOXのレビュー・感想・評価

ALIENS エイリアンズ(2005年製作の映画)
3.9
宇宙人に妊娠させられた少女を取材する為ウェールズの孤島を訪れたオカルト番組スタッフ。適当にやらせ映像を撮ろうとすると極悪エイリアンと遭遇してしまい…というストーリー。
「ゾンビハーレム」のジェイク・ウェスト監督によるSFお下劣スプラッターコメディです。
冒頭から野外セッ〇スしてるカップルがエイリアンに拉致され、男はドリルで尻掘られてドバドバ内蔵噴き出すというシーンで始まり飛ばしてくれます。そしてエイリアンに胎児を移植された少女を取材する為、インチキオカルト番組スタッフが専門家としてUFOオタクと共に孤島を訪れますが、このオカルト番組メンバーが中々のアホ揃いです。UFOオタクのゴーマンは変人だけど一番まともなキャラでしたね。後、プロデューサーの愛人で女優もまともだったかな。少女の兄貴三人も「クライモリ」や「ヒルズ・ハブ・アイズ」に出てきそうな見た目の凶暴な田舎のキ〇ガイという感じなんですが、これが戦闘では中々頼りになります。特にショットガンとアーチェリー使う長男はカッコよかった。
何時もの様に適当な再現映像とって引き上げようとするスタッフは牛を切り刻むエイリアンと遭遇し、戦いが始まりますが、ここから映画のスプラッター度合いと暴走も拍車掛かっていきます。プレデターもどきのエイリアンは鋭いブレードで人の手足をすぱすぱ切ったり怪力で首引っこ抜いたり目玉飛ばしたり足引きちぎったりしますし、人間側も車で跳ね飛ばしたり、ショットガンで顔面吹き飛ばしたり手持ちの芝刈り機で切り刻んだりと地球人の凶悪さを存分に発揮します。杭で尻から口まで突き刺す「食人族」ごっこも見せてくれます。終盤でコンバインでカントリーミュージック聞きながらエイリアン追い掛け回してミンチにしていくシーンは「ブレインデッド」をちょっと彷彿させてテンション上がりました。
バナナの皮ですっ転んで死んだり、ショットガン逆向きに構えて死ぬエイリアンなどしょうもないギャグも盛りだくさんで下ネタも盛りだくさんです。女エイリアンとゴーマンのHは笑った。
また、前述したように登場人物はアホが多いですが、それだけに誰が最後まで生き残るか読めない所は良いですね。
終盤のカメラマンが糞尿の中でエイリアン道連れ自爆するシーンや、籠城した生き残りがエイリアンに追い詰められていく所等盛り上がりました。
最後のストーンヘンジの予想外過ぎる使い方は呆気にとられながらも笑いましたね。そしてラストに待ち受けるオチも…ある意味視聴率競争だったのか。
初期のピーター・ジャクソン作品好きな人ならまず気に入るのではないでしょうか。